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プロバイダへ誹謗中傷の削除依頼はできる?手続き方法と注意点も

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SNSや掲示板サイトのようなインターネットサービスでは、相手の投稿やコメントを第三者が消すことは簡単ではありません。特に、誹謗中傷を書き込んでいる人が相手だと、削除するように頼んでもなかなか応じてくれない…なんてことも多々あります。
誹謗中傷の内容によっては私生活に支障が出てしまう可能性もあるため、相手に直接交渉しない方法をご紹介します。

誹謗中傷を削除する方法

◇サイト・SNS運営会社に削除依頼

サイトやサービスによっては他人の発言を削除をすることができないため、サイト・サービス運営会社に削除申請をする必要があります。相手に直接連絡せずに削除することができるのでご安心ください。各SNSによる削除依頼方法をご紹介します。

◇Twitter

Twitterでは他人のツイートを削除することができないので、Twitter社へ報告をして削除してもらう必要があります。報告したいツイートの右上にある3つの点印「︙」をタップすると報告する対象、報告内容を選択することができます。
ヘルプセンターの問い合わせフォームからも違反報告をすることができます。「Twitterおよびセンシティブなコンテンツを安全に使用する」というトピックを選択すると、報告理由を選択できるようになります。
ただし、どちらの方法を使用しても削除されない場合があります。報告内容のルール違反をTwitter側が認める必要があるため、削除されるまでに時間がかかり、削除されない場合もあります。必ず申請が通るとは限らないため、前段階として活用するほうが良いでしょう。
さらに、ツイートを報告したことが他人にも表示されてしまうため被害が拡大してしまう可能性があります。報告は慎重に行うことをおすすめします。

◇Facebook

削除したい投稿の右上にある3つの点印「︙」をタップすると、「サポートを依頼または投稿を報告」と表示されるので選択してください。FacebookもTwitterと同様、ガイドラインに違反していると判断された場合のみ削除されます。

◇Instagram

自分が投稿した写真や動画にされたコメントを報告、削除することができます。削除したいコメントを左にスワイプし、右側に出てくるゴミ箱のアイコンを選択すると簡単に削除することができます。TwitterやFacebookと異なり削除申請する必要がありません。

利用規約に反する投稿も報告することができます。対象となる投稿の右上にある3つの点印「︙」をタップし、「報告する」を選択すると報告内容の選択肢が出てくるため合ったものを選んでください。

◇YouTube

YouTubeも他のSNSと同様コメント・動画を報告することができます。動画を報告する場合、動画を開かずにサムネイルが見える状態で3つの点印「︙」をタップして報告をしてください。コメントも3つの点印をタップすると報告することができます。

プロバイダとは?

◇誹謗中傷を含む情報を削除することができる第三者

誹謗中傷を含む情報を削除するために色々調べた方もいらっしゃると思います。その中で、「プロバイダへ削除依頼」や「プロバイダが削除してくれる方法」のような内容を見たことがある人も居るでしょう。
「プロバイダ」とは、インターネット回線をつなげる役割を担っている接続事業者のことを指します。それに加えて、プロバイダ責任制限法ではインターネット上のウェブページやSNS、掲示板サイトの管理・運営者を含めて役務提供者(以下プロバイダ)と呼びます。

プロバイダへ削除依頼をする

プロバイダへは、送信防止措置依頼書を提出し誹謗中傷の削除依頼することができます。

送信防止措置依頼書とは、サイト運営会社や特定電気通信提供者(以下プロバイダと呼ぶ)へ直接削除申請をするための書類となります。

◇プロバイダへ削除依頼の手続きを行う実際の流れ

手続きの流れは以下です。

1.送信防止措置の申立

2.プロバイダ側は削除要否検討

3.必要だと判断/要否判断困難

4.発信者へ削除要請 / 発信者へ照会手続き(申立人確認、侵害情報等の特定、照会手続き

5.発信者から7日以内反論なし/7日以内に反論あり

6.どちらも削除可能/再度検討

権利侵害が認められないと判断された場合削除はされません。

送信防止措置依頼書を受け取ったプロバイダ等は郵送主へ意見聴取を行い権利侵害の有無を確認します。権利侵害が確認されると、対象となる画像、映像を投稿した相手サイト運営会社やプロバイダが削除依頼を行います。
相手に直接削除依頼をするよりも効力があると思われるため、利用してみるのも一つの方法です。
送信防止措置依頼書はネットから入手できるので、個人で対応する事ができます。権利侵害についてわからない場合は、弁護士に相談することでより被害の大きさを申し出ることができるでしょう。

◇裁判所への削除仮処分命令の申し立て

上記でご紹介した方法でも削除されないことがあります。その場合、裁判所へ削除仮処分を申し出る方法がより確実であると言えます。
裁判所が投稿主ではなくサイト運営会社へ削除命令を下すため、対象の画像または映像は確実に削除されます。
さらに、相手が削除に応じなかった場合強制執行の手続きを取ることで、制裁金を削除されるまでの間に支払わせることができます。

まとめ

裁判所への申し立ては個人でも行うことができますが、多くの時間が掛かる恐れがあるのであまりおすすめはできません。専門知識のある弁護士に依頼することで、よりスムーズに申し立てを行うことができるでしょう。

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