風評被害

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個人事業主で風評被害を受けたら?有効な対策を分かりやすく解説

風評被害
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噂や偏見といった風評被害が発生すると、企業や個人の評判が落ち、経済的な損失や精神的なダメージが生じることがあります。特に、個人事業主は資金的余裕が少ないことが多く、風評被害による打撃を受けた場合、深刻な影響を受けることがあります。

この記事では風評被害の実例や予防策と対処法についてまとめました。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

そもそも風評被害とは?

風評被害とは?

風評被害とは、根拠のない噂やデマが広まることにより、個人や組織、企業などに悪影響が及ぶことです。特に、商品やサービスに何ら問題がないにもかかわらず、根拠のないネガティブなイメージによって商品やサービスが売れなくなるといった、経済的な被害を指すことが多いです。

風評被害は、その名の通り、風のように広がり、情報の拡散が非常に早いため、深刻な問題となります。風評被害は、個人や企業だけでなく、地域や国のイメージにも悪影響を与えることがあります。

風評被害と誹謗中傷の違い

風評被害と誹謗中傷はよく混同されますが、その違いを詳しく説明します。
風評被害とは、噂や根拠のない情報によって被害を受けることです。つまり、真実と異なる情報によって信用や評判が損なわれることを指します。

一方、誹謗中傷は、悪意を持って虚偽の情報や中傷的な言葉を広め、相手を傷つける行為です。つまり、真実でない情報を広めたり、悪口を言うことで相手の名誉や評判を傷つけることを指します。
風評被害と誹謗中傷は、いずれも不当な被害を与える行為ですが、風評被害は真実と異なる情報によって、誹謗中傷は虚偽の情報によって被害を与えます。

個人事業主の風評被害対策の重要性とは?

なぜ個人事業主に風評被害の対策が必要なのか?

個人事業主が風評被害を受けた場合、悪影響としては、顧客離れによる業績悪化や自分のブランドイメージの低下などが予想されます。風評被害を防ぐためには、正確な情報を提供し、迅速かつ適切な対応をすることが大切です。

次に、実際の被害例を紹介します。

個人や個人事業事業主が受ける風評被害の被害例

芸能人やインフルエンサーの風評被害

テレビやYouTubeなどで露出する機会の多い芸能人やインフルエンサーは、悪質な投稿による攻撃の対象になりやすいです。彼らが受ける風評被害・誹謗中傷によって、大きな影響を受けることがあります。

例えば、お笑い芸人のスマイリーキクチさんが、インターネットの掲示板で殺人事件に関与しているというデマを流され、約18年もの間、批判の対象になり続けました。こうした攻撃は、彼らのプライバシーや人格を傷つけるだけでなく、仕事や交友関係にも大きな悪影響を与えます。

参照:インターネットと人とのかかわり合い ~withコロナの時代、SNSの中傷と対策を考える~ (講師:スマイリーキクチさん)

個人経営の飲食店での風評被害

個人で運営している店舗も、悪質な投稿による風評被害に悩まされることがあります。例えば、2020年に新型コロナウイルスが感染拡大した際には、「夜の街」という表現でバーなどの店舗が非難され、感染者が出た店舗の名前を非公表とする措置が取られたことがありました。このような措置は憶測を呼び、営業に不利な影響を与えかねません。

参照:クラスター、店名非公表なぜ? 「原則公表」も悩む行政  新型コロナウイルス

個人事業主ができる風評被害の予防策

自分のソーシャルメディアポリシーを設定しておく

個人がSNS上で発信する際には、ソーシャルメディアポリシーを策定しておくことが大切です。ポリシーに沿って発信することで、風評被害を招く可能性を最小限に抑えることができます。自分のウェブサイトやSNSがある人は記載しておくと良いでしょう。

インターネット・SNS上でのモニタリング

インターネット上の情報をモニタリングし、自社に関する情報がどのように拡散されているかを把握することも重要です。モニタリングによって、風評被害につながる書き込みを早期に検知し、適切な対応を取ることができます。

個人事業主ができる風評被害の対策

プロバイダへの発信者情報開示請求

「プロバイダ責任制限法」に基づき、インターネット上での風評被害に対しては、投稿削除依頼や発信者情報開示請求が有効な方法とされます。投稿削除依頼は、ネット掲示板や口コミサイトに問い合わせて該当の投稿を削除してもらう方法です。

発信者情報開示請求は、サイト運営者に対してIPアドレスの開示を求め、プロバイダに対して投稿者の氏名や住所、メールアドレスなどの情報を取得する方法です。風評被害に遭った場合には、これらの手続きを行い、投稿者の特定や削除を行うことが重要です。また、風評被害を未然に防ぐためには、インターネット上の情報を常にモニタリングし、早期に対応することが必要です。

プロバイダへの削除依頼について知りたい方は下記の記事で解説しているので参考にしてください。
参照:プロバイダへ誹謗中傷の削除依頼はできる?手続き方法と注意点も

弁護士や警察に依頼する

風評被害に遭った場合、警察に相談すれば加害者を罪に問えることもありますが、刑法や法令上の罰則規定に基づいて罪に問えない場合、原則として警察が出動することはありません。特に、単なる悪口ととれる内容は個人間で解決するべき問題と見なされ、警察に捜査してもらえる可能性が低いです。
個人事業主に対する風評被害の場合は確実な解決策ではありません。

風評被害に遭っている場合は、まず弁護士に相談することをおすすめします。弁護士に相談することで、違法行為に対して効果的な対策を取ることができます。

また、個人ではハードルの高いプロバイダ側への削除依頼や開示請求も、弁護士が代わりに行ってくれます。風評被害が拡大する前に迅速に対応することが重要です。

弁護士に相談すれば、プロバイダ側に対する対応もスムーズになる可能性が高いです。ただし、デジタル・SNS上のトラブルに強い弁護士を選ぶことが大切です。
トラスト弁護士法人は、デジタル犯罪に強く24時間体制でお問い合わせを受け付けています。現在無料相談も行っているので、一度相談してみることをおすすめします。

まとめ

この記事では個人事業主で風評被害を受けた際の予防・対策を紹介しました。
今被害を受けている方は、専門知識のある弁護士に依頼することで、よりスムーズに風評被害の削除手続き等を申し立てを行うことができるでしょう。

風評被害の相談はトラスト弁護士法人がおすすめです。

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また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。誹謗中傷に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
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