阪神タイガースのエースとして活躍する青柳晃洋選手は、2021年には東京オリンピックの金メダリストにも輝きました。
しかし、そんな彼もSNSで誹謗中傷を受ける被害に遭っています。なぜ彼はSNSで攻撃されるのでしょうか?
この記事では、青柳選手の経歴や現在の状況、SNSでの誹謗中傷の事例や判決、アスリートができる誹謗中傷への対処法などを紹介します。
当記事の内容が誹謗中傷の被害に遭っている方にとって参考になれば幸いです。
誹謗中傷にお悩みなら今すぐ弁護士に無料相談する
<h2>青柳晃洋選手とは?
経歴や現在について簡単に紹介します。
<h3>青柳選手の経歴
青柳晃洋選手は、1993年12月11日に神奈川県横浜市で生まれました。小学校5年生から野球を始め、サイドスローの投手として頭角を現しました。
川崎工科高校では3年生夏の神奈川県大会で桐蔭学園高校の茂木栄五郎選手から本塁打を打たれるなど、全国大会出場はなりませんでしたが、帝京大学では1年目から公式戦に出場しました。
4年生の秋季リーグ戦ではリーグ最多の6勝を挙げてベストナインに選ばれました。2015年のNPBドラフト会議で阪神タイガースから5巡目で指名されてプロ入りしました

「高校で甲子園出場、優秀な成績を残し、そのままプロ」といった華々しい経歴ではなく、泥臭く努力してきたことが分かります。現在の活躍についても軽くおさらいしましょう。
<h3>青柳選手の現在
青柳選手は、プロ入り後しばらくは二軍暮らしが続きましたが、2019年から先発ローテーションに定着しました。2020年には規定投球回に到達し、リーグ6位の防御率3.36を記録しました。2021年には東京オリンピック日本代表に選出され、金メダル獲得に貢献しました。また、セ・リーグでは最多勝(13勝)、最高勝率(.684)、最優秀防御率(2.48)の三冠王に輝きました。NPB史上初の2年連続最多勝・最高勝率の同時獲得者でもあります。2022年シーズンも好調を維持し、4月21日現在は4試合に登板して1勝2敗、防御率4.95という成績です。

二軍から始まり、這い上がってきた選手だといえるでしょう。そんな青柳選手になぜ、どんな経緯で誹謗中傷がなされているのでしょうか?
<h2>青柳選手がインスタ・ツイッターで受けている誹謗中傷被害とは?
青柳選手が受けている誹謗中傷の経緯や被害内容について解説します。
<h3>青柳選手がインスタ・ツイッターで誹謗中傷を受けている経緯
青柳選手は2020年8月にインスタグラムのアカウントを開設しました。当初は自身のプライベートな写真や野球に関する投稿をしていましたが、2021年に入るとSNSで誹謗中傷を受けるようになりました。
そのきっかけは、2021年1月にインスタグラムで自身の恋人との写真を公開したことでした。この写真に対して、一部のファンやアンチから「野球に集中しろ」「恋人がいるなんて信じられない」「ブサイクな女と付き合ってるなんて情けない」などのコメントが殺到しました。また、青柳選手の恋人も自身のインスタグラムで同様のコメントを受けました。

妬みや嫉みといった誹謗中傷が多いといえます。もちろん有名人だからといって許されるものではありません。具体的にはどういった内容があるのでしょうか?
<h3>青柳選手がインスタ・ツイッターで受けている誹謗中傷の内容・現在
青柳選手は、インスタグラムで恋人との写真を公開したこと以降も、SNSで誹謗中傷を受け続けています。その内容は、恋人に対するものだけでなく、自身の容姿や投球内容に対するものもあります。例えば、「顔が不細工」「髪型がダサい」「目が死んでる」「声がキモい」「投げ方が汚い」「球速が遅い」「勝ち運が強いだけ」「オリンピック代表に選ばれたのは不正だ」などのコメントが見られます。また、青柳選手は2021年10月にツイッターのアカウントも開設しましたが、そこでも同様のコメントやリプライを受けています。

野球に関する批評ならともかく、性格や外見を中傷したり、心を傷つけるような言葉を投げるのはひどいといえます。アスリートはなぜ誹謗中傷を受けやすいのでしょうか?
<h2>アスリートが誹謗中傷を受けやすい理由

アスリートが誹謗中傷を受けやすいのには下記の理由があります。
- アスリートは、自分の競技における実力や成績を公開することで、多くの人から注目や評価を受ける存在です。しかし、その反面、自分の期待や理想に沿わない結果やパフォーマンスに対して、批判や不満をぶつける人が出てくる可能性があります。特に、オリンピックなどの国際大会では、国の威信やプライドをかけた戦いという意識が強くなり、選手に対するプレッシャーや責任感も高まります。
- アスリートは、自分の競技以外にも、容姿や性格、私生活などについても注目されることがあります。そのため、競技とは関係のない内容でも、誹謗中傷や差別を受けることがあります。例えば、容姿に関するコメントや画像、性別や国籍・人種等に関する差別的なコメントなどが見られます。
- アスリートは、SNSを通じて自分の思いや感想を発信したり、他人と交流したりすることで、ファンや仲間とのコミュニケーションを図ったり、ファンサービスを行ったりすることがあります。しかし、SNSは誰でも簡単に発信できる反面、匿名性や距離感の希薄さなどから、心無い言葉が投げかけられることもあります。特に、ダイレクトメッセージやメンションなどで直接選手に送られる場合は、選手本人しか見られないため、他者が監視することが難しくなります。
- アスリートへの誹謗中傷は、加害者自身が悪意を持って行っている場合もあれば、無意識的に行っている場合もあります。加害者自身は批判や意見だと思っていても、相手にとっては誹謗中傷だと感じることがあります。また、加害者自身は自分の価値観や正義感を発信しているつもりでも、相手にとっては価値観の押しつけだと感じることがあります。このような場合は、“俺理論”と呼ばれる心理状態に陥っている可能性があります。
以上のように、アスリートへの誹謗中傷は様々な要因や背景から発生する現象です。アスリートは自分の夢や目標を追い求める一方で、多くの困難や苦労に直面しています。そのため、アスリートへの応援や尊敬はもちろんですが、同時に理解や配慮も必要です。

アスリートが誹謗中傷に遭いやすい状況にありますが、他人を傷つける行為は許されるものではありません。アスリート・野球選手へのSNS上での誹謗中傷の事例・判決を紹介します。
<h2>SNS上での誹謗中傷の事例・判決
インフルエンサー等の誹謗中傷の事例を実際に紹介します。
<h3>YouTuberへの誹謗中傷の事例
実際にどのような被害に遭い対処したのか実例が書いてあります。実際にどのような流れで訴訟にいたるのかが動画で取り上げられて分かりやすい内容になっています。
こちらの動画では実際に弁護士に相談し、どのようなケースだと誹謗中傷になるのかも解説されています。自分が受けている誹謗中傷を弁護士に相談することで、実際に相手への損害賠償等の請求が可能なのかも分かります。
もしも被害に悩んでいる人は弁護士に問い合わせてみてください。
相談する際はデジタル犯罪・SNSに強い弁護士事務所に相談するようにしましょう。ITの関わるデジタル犯罪・SNS分野のトラブルは、非常に専門性が高い分野です。
弁護士事務所によっては、デジタル犯罪の手口や法律を十分に理解していないため、適切なアドバイスや対応ができない可能性があります。
また、デジタル犯罪の被害に対して削除要請や発信者情報開示請求などの手続きを行う際に、時間やコストがかかりすぎたり、失敗したりするリスクも高いです。
トラスト弁護士法人はSNS上のデジタル犯罪やトラブルに強く、数多くの誹謗中傷にかかわる案件を解決してきました。また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。誹謗中傷に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
今すぐ弁護士に無料相談する
<h3>ユーチューバーへの誹謗中傷の事例
2018年、ユーチューバーとして活動する男性が、自身の動画に対して「クズ」「ゴミ」「死ね」などと書かれたコメントを受け取ったとして、加害者の男性に対して約200万円の損害賠償請求を行った事例。大阪地裁は、加害者に対して約100万円の支払いを命じました。
<h2>誹謗中傷への対処法・法律【アスリート向け】
法律として誹謗中傷や名誉毀損は、刑法230条により、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処される犯罪です。
アスリートが誹謗中傷や名誉毀損の被害を受けた場合、以下のような対処法があります。
- 加害者の処罰を求めたい場合は、警察に相談する。刑事告訴や告発を行うことで、加害者に刑事責任を問うことができます。
- 投稿の削除や損害賠償を請求したい場合は、弁護士に相談する。弁護士は、投稿者やプラットフォーム運営者に対して削除要請や損害賠償請求を行うことができます。また、加害者が特定できない場合でも、弁護士は裁判所に仮処分命令や開示命令を申し立てることで、加害者の特定に協力することができます。
誹謗中傷や名誉毀損は、アスリートの精神的なダメージだけでなく、パフォーマンスやイメージにも影響を与える可能性があります。
警察や弁護士に相談する等して、一刻もはやく対処する必要があります。
相談する際はデジタル犯罪・SNSに強い弁護士事務所に相談するようにしましょう。ITの関わるデジタル犯罪・SNS分野のトラブルは、非常に専門性が高い分野です。
弁護士事務所によっては、デジタル犯罪の手口や法律を十分に理解していないため、適切なアドバイスや対応ができない可能性があります。
また、デジタル犯罪の被害に対して削除要請や発信者情報開示請求などの手続きを行う際に、時間やコストがかかりすぎたり、失敗したりするリスクも高いです。
トラスト弁護士法人はSNS上のデジタル犯罪やトラブルに強く、数多くの誹謗中傷にかかわる案件を解決してきました。また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。誹謗中傷に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
今すぐ弁護士に無料相談する
<h2>まとめ
この記事では青柳選手の受けている誹謗中傷の経緯や被害、またインフルエンサー等があっている誹謗中傷の事例について実際に紹介してきました。
プロバイダ等へ誹謗中傷の削除依頼を行い方は参考にしてください。
プロバイダへ誹謗中傷の削除依頼はできる?手続き方法と注意点も