インターネット上に残った画像やコメントは、一度Web・SNSに残ると消すのが大変な場合が多いです。
そうして残ったデジタルタトゥーは、自分や他人のプライバシーや名誉を侵害したり、就職や結婚など、人生の大きな場面で悪影響を与える可能性があります。
そういったデジタルタトゥーの被害に現在悩んでいる人もいるかも知れません。
しかし「デジタルタトゥーで人生が台無しになった」とすぐに諦めないでください。
この記事では、デジタルタトゥーで困っている方のために、デジタルタトゥーへの対処法や予防・注意点を解説します。
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デジタルタトゥーで人生が台無しに?将来への影響と具体例

デジタルタトゥーは、将来的に自分に不利益な影響を与える可能性があります。例えば、以下のようなケースが考えられます。
就職や結婚などで大きく不利に
就職や結婚などのライフスタイルの変化において、過去の投稿(デジタルタトゥー)が評判や信用に影響することがあります。
例えば、就職活動では採用担当者がSNSやブログなどで候補者の過去の投稿を調べることがあり、不適切な内容があれば不採用になることもある。また、結婚相手やその家族もインターネットで相手の情報を検索することが多く、過去の恋愛やトラブルなどが発覚すれば破談になることもあります。
自分の将来のチャンスや幸せを奪う可能性があることを考えておくべきでしょう。
誹謗中傷や風評被害などのデマが拡散され人権を侵害される
デジタルタトゥーデマや誹謗中傷・風評被害の材料となりやすいです。デマがまるで本当の情報のようにSNSやメディアなどで拡散され、名誉や人権を大きく侵害する可能性があります。また、デマに対して反論や訂正を発信しようとしても、それが逆効果になることもあります。
その結果がデジタルタトゥーが、自分の人格や信用を失わせるだけでなく、社会的な孤立や精神的な苦痛をもたらす事態になってしまうかもしれません。
性的な画像・動画が流出しプライバシーが侵害される
性的な画像や動画が流出してしまった場合、自分の尊厳や人権を踏みにじられるだけでなく、社会的な信用や評判を失う可能性は大きいでしょう。例えば、流出した画像や動画がSNSやメディアなどで拡散され、誹謗中傷や風評被害に遭うこともあります。
また、職場や学校などでの人間関係にも影響が及び、いじめやハラスメントの対象になるかもしれません。性的な画像や動画の流出は、自分の人生に深刻なダメージを与えるといえるでしょう。
逮捕歴や前科などの情報が残り続け差別に遭う
逮捕歴や前科などのネガティブな情報が残り、社会的な差別や偏見に遭ってしまうかもしれません。例えば、就職活動では採用担当者がインターネットで候補者の過去の情報を調べることがあり、逮捕歴や前科が見つかれば不採用になってしまうこともあるでしょう。
また、友人や恋人などの人間関係にも影響が及び、信頼や尊敬を失うことも。逮捕歴や前科などのネガティブな情報は、自分の人生に大きな障害となってしまう可能性が高いです。
子供の成長記録がデジタルタトゥーとして残る
親がSNSやブログなどで子どもの写真や名前、学校名などを公開すると、本人が知らないうちにインターネット上にデジタルタトゥーとして残ってしまいます。また、子どもが大きくなってから自分の過去の情報を見つけて恥ずかしい思いをしたり、誹謗中傷やいじめの対象になったりすることもあります。子どもの成長記録をSNS上で見てもらいたい・残したい、親の気持ちはあるかもしれません。ただ、子どもの人生に悪影響を及ぼす可能性があるため、インターネット上での公開は控えるべきだといえるでしょう。
これまで5つ紹介してきましたが、こういった形でデジタルタトゥーが人生に悪影響を与える可能性があります。
こちらの記事ではデジタルタトゥーのトラブルに遭った後に対処できたケースを紹介しています。ぜひ参考にして見てください。
「デジタルタトゥーにまつわるトラブル」に現在悩んでいる人もいるかもしれませんが、次のような対処法もあります。
デジタルタトゥーへの対処法

デジタルタトゥーへの対処法としては、以下があります
デジタルタトゥーを自分で削除する
自分で削除する自分が投稿したSNSやブログなどは自分で削除することができます。しかし、他人にコピーされたり拡散されたりした場合に削除の請求を行うのは大きな手間や費用がかかる可能性があります。また、最善な方法を取ることができず被害が拡大してしまうリスクもあるでしょう。
管理人に削除依頼を出す
自分が投稿したもので削除できない場合や、他人に個人情報を掲示板に書き込まれた場合などは、管理者に連絡して削除してもらうことができます。しかし、管理者が応じてくれるかどうかは保証されません。
またサイトやSNSの管理者への削除依頼は、法的な知識や手続きが必要になる場合がほとんどです。自分の状況を簡単に整理し、ITトラブルの相談窓口や弁護士事務所に相談することが望ましいでしょう。弁護士事務所によってはITに関する知見が少ないため、デジタルタトゥーの削除に関して詳しい相談窓口にまずは相談するのがおすすめです。
弁護士に依頼する
投稿に違法性がある場合や、管理者が削除に応じない場合などは、弁護士に相談して法的手続きを行うことができます。しかし、弁護士事務所によってはITに疎く、削除等の手続きに関して時間や費用が余計にかかってしまう場合があります。時間的にも金銭的にもリスクがあるため、まずはITに詳しいネットトラブル・SNSトラブルの相談窓口への連絡をおすすめします。
ネットトラブルの相談窓口へ連絡する
ネットトラブルの相談窓口によっては、自分のケースに応じた適切な弁護士やWebに精通した業者を紹介してくれます。
相談窓口を通すことで「検索エンジンから除外するのがよいのか」「検索順位を下げればいいだけなのか」「相手に対して損害賠償請求が可能なのか」、自分のケースにあった対応が取れるといえるでしょう。
デジタルタトゥーへの相談窓口としては「mimamoru(みまもる)」がおすすめです。
デジタルタトゥーにまつわるトラブルに関して電話・メール相談を24時間無料で受け付けています。
単なる相談窓口ではなく、解決を見越した提案を行っていることが特徴です。
また、ネットやSNS上のトラブル全般に強く、誹謗中傷への削除依頼やアカウントの開示請求等、詳しいスタッフが数多く在籍しているのも強みだといえるでしょう。
「デジタルタトゥーを今すぐにでもなんとかしたい」「法的措置も視野に入れている」そういったトラブルを解決する必要に迫られている人に向いている相談窓口です。
親身に相談に乗ってもらえるため、お気軽にお問い合わせしてみてください。
デジタルタトゥーで人生を台無しにしないための予防・注意点

デジタルタトゥーの予防法と、日常生活での注意点について紹介します。
ネット・SNSでは公開範囲を設定し投稿する
個人情報やプライバシーに関わる内容は、公開範囲や設定を確認してから投稿しましょう。例えば、SNSで自分の誕生日や住所、電話番号などを投稿する場合は、友人だけに見られるようにプライベート設定にしておきます。
また、ブログで旅行の写真や感想を投稿する場合は、自分の顔や名前、宿泊先や行動履歴などが特定されないように加工や削除をしましょう。個人情報やプライバシーに関わる内容は、不特定多数の人に見られるとトラブルの原因になる可能性があります。公開範囲や設定を確認してから投稿することが重要でしょう。
楽しい投稿ですが、ふとしたきっかけで拡散されてしまうと取り返しのつかない事態になってしまうことも。何気なく行ってしまいがちな投稿だからこそ注意する必要があるでしょう。
自分や他人の顔・名前、住所や学校名などが映っていないか
画像や動画の投稿は慎重に行い、自分や他人の顔や名前、住所や学校名などが映っていないか確認しましょう。例えば、SNSで自分のペットや趣味の写真や動画を投稿する場合は、背景に自分や他人の顔や名前、住所や学校名などが写り込んでいないかチェックします。
また、SNS・ネットで自分の作品やレシピの写真や動画を投稿する場合は、作品に自分や他人の顔や名前、住所や学校名などが入っていないか確認しましょう。画像や動画の投稿は、自分や他人の顔や名前、住所や学校名などが映っていると個人情報が漏洩したりプライバシーが侵害されたりする可能性があります。自分はもちろんですが、他人を傷つけないようにするためにも確認は慎重に行うことが大切です。
友人や家族の了承を得て投稿する
友人や家族が映っている場合にも写真や動画を投稿する際には、本人の了承を得ましょう。例えば、SNSで自分と友人や家族の集合写真や動画を投稿する場合は、事前に本人たちに許可を求めることが必要です。
また、SNS・ネットで自分と友人や家族の思い出の写真や動画を投稿する場合は、事後に本人たちに報告します。本人の了承を得ることでトラブルを防ぐことができるでしょう。
SNS・ブログの内容を定期的に見返し整理する
SNSやブログなどのアカウントは定期的に整理し、不要なものは削除しましょう。例えば、SNSで自分が登録したがもう使わなくなったアカウントやグループ、フォローしているが興味がなくなったアカウントやページなどは、不要な情報を受け取らないように退会や解除をしておきます。
ブログで自分が書いたがもう公開したくない記事やコメント、受け取ったが返信しなくても良いメッセージなどは、不要な情報を残さないように削除します。
SNSやブログなどのアカウントは定期的に整理し、不要なものは削除することで、自分のデジタルタトゥーの原因そのものがなくなります。被害を最小限に抑えることができるでしょう。
これらの予防・注意は当たり前のように感じられますが、SNSによく投稿している・されている人ほど感覚が鈍りがちです。「名前や画像が写ってるけどまぁいいか」という気持ちで投稿したものが拡散され、取り返しのつかない事態になってしまう可能性もあります。

実際にデジタルタトゥーに関して弁護士事務所や業者に頼む際のメリット・デメリットを紹介します。
デジタルタトゥー被害を弁護士と業者に頼むメリット・デメリット

デジタルタトゥー被害を弁護士に依頼するのと、Web業者に依頼するのでは、以下のようなメリット・デメリットがあります。
デジタルタトゥー被害を弁護士に依頼する場合
弁護士に依頼するメリット
法律的な知識や経験を持っているので、デジタルタトゥーの削除に必要な手続きや交渉を適切に行うことができます。また、デジタルタトゥーの原因になった加害者がいた場合に、相手方に対して法的な圧力をかけることができます。例えば、送信防止措置請求や仮処分申請などの手段を用いることができます。また、慰謝料等の法的措置もとる事ができます。
法的な手続きに則って行動できるため、削除の確率が高いといえるでしょう。
弁護士に依頼するデメリット
弁護士に依頼するデメリットは、費用がかかることです。弁護士によって料金体系は異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度が相場です。
また、ITに強くない弁護士事務所に依頼してしまった場合、費用が大きくなり、削除が進まず時間的なリスクも大きいです。
デジタルタトゥー被害をWeb業者に依頼する場合
- 業者とは、削除代行業者や逆SEO業者などのことです。削除代行業者は、デジタルタトゥーの削除を代行してくれます。例えば逆SEO業者は、デジタルタトゥーを検索結果から下げるために、他の情報を上位表示させる業者です。
Web業者に依頼するメリット
一番のメリットは費用が安いことです 。業者によって料金体系は異なりますが、一般的には数千円から数万円程度の相場です。また、作業スピードも早いことが多いです。ただ、注意点がその分多いです。
Web業者に依頼するデメリット
例えば、ネットには誹謗中傷書き込みを削除すると称する業者がたくさんありますが、こうした削除依頼の代行は非弁行為(弁護士・弁護士法人でない者が弁護士の報酬をもらって弁護士の業務を行う行為)にあたる可能性があります。非弁行為は法律違反です。
一般的に依頼者は処罰の対象にならないとされていますが、万が一トラブルになった時に、警察等に協力しなければならず面倒な手続きが増えてしまいます。
また、本人に変わって削除請求を行うことが出来ないため、デジタルタトゥーの根本的な削除をするのは難しいといえるでしょう。
Web業者は、デジタルタトゥーの動画・画像を上げた相手方に対して法的な圧力をかけることもできません。
まずは無料の相談窓口がおすすめ
弁護士・Web業者への依頼はそれぞれメリット・デメリットがありますが、ネットトラブルの相談窓口を頼ることで自分のケースに応じた適切な弁護士やWebに精通した業者を紹介してくれます。
デジタルタトゥーへの相談窓口としては「mimamoru(みまもる)」がおすすめです。
電話・メール相談を24時間無料で受け付けていて、自分のトラブル状況にあった窓口を教えてくれます。解決を見越した提案を行っていることが特徴です。
法律・ITの知見に長けたスタッフが多く、ネットやSNS上のトラブル全般に強いのも大きな特徴です。
「デジタルタトゥーを今すぐにでもなんとかしたいけど、どんな手段を取ればいいのか分からない」「法的措置も視野に入れて動きたい」そういった、トラブルを解決する必要に迫られている人により向いている相談窓口です。
お気軽にお問い合わせしてみてください。
デジタルタトゥー被害で弁護士を選ぶ注意点

デジタルタトゥーを削除したい時に、弁護士に頼む場合は、いくつか注意点があります。
まず、信頼できる弁護士を選んで依頼しましょう。その際は、費用や期間、成功率などを事前に確認しておくことが重要です。
また、削除依頼の内容や根拠を明確に伝えることで、弁護士が効果的に対応できます。削除された後もネット上の状況をチェックしておくことで、再発防止につなげましょう。
デジタルタトゥーの削除は、弁護士に依頼することで成功確率と即効性が高まりますが、それでも完全に消すことができるとは限りません。
一般的には、自分で削除依頼をする場合は費用はかかりませんが、時間や労力が必要ですし、削除に応じてもらえる保証はありません。弁護士に依頼するのが確実性が高いといえるでしょう。
相談する際はデジタル犯罪・SNSに強い弁護士事務所に相談するようにしましょう。ITの関わるデジタル犯罪・SNS分野のトラブルは、非常に専門性が高い分野です。
弁護士事務所によっては、デジタル犯罪の手口や法律を十分に理解していないため、適切なアドバイスや対応ができない可能性があります。
また、デジタル犯罪の被害に対して削除要請や発信者情報開示請求などの手続きを行う際に、時間やコストがかかりすぎたり、失敗したりするリスクも高いです。
トラスト弁護士法人はSNS上のデジタル犯罪やトラブルに強く、数多くのデジタルタトゥーにかかわる案件を解決してきました。また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。
誹謗中傷に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
デジタルタトゥーの悩みを今すぐ弁護士に無料相談する
まとめ
この記事ではデジタルタトゥーの画像の消し方や注意点を紹介してきました。
デジタルタトゥーについてより詳しく知りたい方には下記の記事で概要をまとめています。
デジタルタトゥーとは?種類や対処法、注意点を紹介 | もし被害を受けたら
また、デジタルタトゥーが原因の誹謗中傷あっている場合、プロバイダへ誹謗中傷の削除依頼を行うことを視野に入れている人もいるかもしれません。その際の手続きや注意点については下記の記事でまとめています。ぜひ参考にしてください。
プロバイダへ誹謗中傷の削除依頼はできる?手続き方法と注意点も