「性的な画像や映像をDMで送ったら拡散されてしまった」
「元交際相手に性的画像を使って脅迫された」
これらは2つともリベンジポルノです。実は世の中には被害で悩んでいる人がたくさんいます。また、
「リベンジポルノという言葉は聞いたことがあるけど、具体的には知らない、、」
「もしかしたらあれはリベンジポルノだったのかも?」
など、リベンジポルノについて実はよく分かっていない方もいるかもしれません。
そんな方に向けてこの記事では
✓そもそもリベンジポルノとは?
✓リベンジポルノの被害例・事例としてどんなケースがあるのか?
✓リベンジポルノはなぜ起きるのか・対処法
についてご紹介していきます。
悩んでいる方の参考になれば幸いです。
リベンジポルノについて
そもそもリベンジポルノとは?恋愛以外の事例も多い
リベンジポルノとは、報復や仕返し、相手を思い通りにしたいという目的のために、相手のわいせつな画像や映像を無断で不特定多数に公開する犯罪行為です。
リベンジポルノと聞くと恋人や配偶者など、恋愛関係にあった人との間で起きるいざこざだと考える人もいるかと思います。しかし、実際は風俗や配信など、性を使ったビジネス関係の中でもリベンジポルノ被害が起きており、一言で説明をすることが難しくなっています。
そして、インターネットが普及しSNSなどの多様なサービスが提供されたことにより、リベンジポルノ被害にも多くの媒体が使用されるようになりました。
これにより、リベンジポルノ被害の解決には多くの時間と費用がかかってしまい、悩みを相談できずに泣き寝入りしてしまう被害者が多くいるのが現状です。

インターネット上でリベンジポルノされてしまうと、当事者間だけのトラブルにとどまらず二次被害へと拡大するリスクがあります。
リベンジポルノされると二次被害に遭う恐れ・リスクも

リベンジポルノの恐ろしいところは、早急に対応しなければ二次被害に遭う恐れがあるということです。
SNSや海外サイトなどでは簡単に匿名で動画や画像をアップロードできます。アップロードされた動画は閲覧者が簡単にダウンロードができる状態にあるため、より多くの人の端末内へ保存されます。
第三者が映像を入手した場合、当事者意識も無く簡単に拡散されてしまうのが非常に恐ろしい所です。拡散された動画をそのままにしておくと就職・恋愛等の人生の大事な場面で大きなリスクになります。

人生の大事な場面でマイナスになる可能性が高いリベンジポルノですが、実際にどんな被害例・事例があるのでしょうか?
リベンジポルノの被害例・事例

リベンジポルノの被害例(SNS・風俗店、出会い系サイト、元交際相手)
リベンジポルノ被害はSNS・風俗店、出会い系サイト、元交際相手からのものが非常に多いです。それぞれ被害例を紹介します。
■SNS上での被害
SNSで連絡をしていた同級生に裸の画像を送ってしまった。翌日になるとクラスメイト数名にその画像が拡散されており、画像には自分の顔が写っていた。
■風俗店での被害
風俗店で勤務をしていたときに盗撮されていた。友人からウェブサイトに自分の性的な映像がアップロードされていることを知らされて気づいた。それだけでなく、自分の勤務先と名前が一緒に載せられていて、勤務先にそのウェブサイトを見て来てしまった人がいた。会社に居づらくなり退職、転職することになったが新しい場所でもバレてしまうかもしれないのが不安。
■出会い系サイトでの被害
出会い系サイトで会った人に性的な映像を撮られてしまった。消すようにお願いすると交換条件でお金を要求された。断るとひどい言葉を言われて脅迫に遭った。金銭的にも精神的にも不安。
■元交際相手からの被害
別れた後に元交際相手から自分の性的な画像が送られてきた。画像を脅しに使って復縁を迫られ、ストーカー行為にまで発展してしまっている。
これらがよくある被害例ですが、それぞれの被害例で対処法や係わる法律、相手に請求できる内容が変わってきます。「被害にあったがどのような対処をするればいいのかわからない」方はリベンジポルノ被害に強いトラスト弁護士法人へ相談することをおすすめします。
トラスト弁護士法人はSNS上のデジタル犯罪やトラブルに強く、数多くの性暴力にかかわる案件を解決してきました。また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。
リベンジポルノ被害に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
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日本におけるリベンジポルノの被害例・事例
出会い系アプリでリベンジポルノされた30代婚活女性の被害・事例
日頃から出会いが少なく、出会い系アプリで知り合った男性と付き合うことになりました。最初、彼は優しくて誠実そうな人でしたが、実は私の知らない間に、私の裸の写真を撮っていたんです。彼は私と別れた後、その写真をネットにばらまき、私に金を払わないともっと拡散すると脅してきました。
私は恐怖に耐えられず、警察に相談しました。警察はすぐ彼を逮捕し、リベンジポルノの罪で起訴しました。裁判では、彼は自分の行為を正当化しようとしましたが、もちろん証拠や証言が不利でした。裁判官は彼に懲役3年と私への300万円の損害賠償を命じました。私は弁護士や画像・動画検知サービスを利用し、写真の削除や名誉回復に努めていますが、まだトラウマが残っています。出会い系アプリは危険な場所だということを皆さんに伝えたいです。
元交際相手からリベンジポルノされた20代会社員女性の被害・事例
私は、元彼に撮影した私の裸の写真や動画を勝手にネットに流されてしまいました。最初は気づかなかったのですが、友人から教えてもらってショックを受けました。すぐに元彼に連絡して削除を求めましたが、無視されました。警察に相談しようと思いましたが、恥ずかしくてできませんでした。
そこで、弁護士に相談することにしました。弁護士は、私の状況を親身に聞いてくれて、リベンジポルノ防止法違反として元彼を刑事告訴することや、損害賠償請求することを提案してくれました。弁護士の助けで、元彼は逮捕されて有罪判決を受けました。損害賠償も認められて、私は約300万円の支払いを受けました。
弁護士に相談してよかったと思います。リベンジポルノは許されない犯罪です。被害にあった方は、恥ずかしがらずに弁護士や警察に相談してください。
Twitterのオフ会で男性からリベンジポルノされた10代女性の被害・事例
私は、Twitterのオフ会で知り合った男性にリベンジポルノの被害にあいました。彼とは何度かデートをして、信頼していたのですが、別れ話を切り出したら、私の裸の写真や動画をネットにばらまかれたのです。それを見た人たちからは、中傷や嫌がらせのメッセージが殺到しました。私は恥ずかしくて、学校にも行けなくなりました。
私は、弁護士に相談することにしました。弁護士は、私の被害状況を詳しく聞いてくれて、加害者に対して削除や謝罪を求める内容証明を送りました。しかし、加害者は応じませんでした。そこで、弁護士は、私の代理人として、加害者を民事訴訟と刑事告訴しました。
裁判では、加害者は私に対して慰謝料と損害賠償を支払うことが判決されました。また、刑事裁判では、加害者は有罪となり、懲役2年の実刑判決を受けました。私は、弁護士に相談してよかったと思いました。弁護士は、私の権利を守ってくれたし、心の支えにもなってくれました。現在は弁護士と協力しAIの画像検知サービス等を利用しリベンジポルノの動画・画像を削除しています。
事例を踏まえても弁護士・画像検知サービスを利用することで、リベンジポルノ被害を最小限に抑えることができるといえるでしょう。
こちらの記事では被害を受けた女性のインタビューを掲載しているので、悩んでいる方はこちらも参考にしてください。
リベンジポルノされた時の対策と対処法

被害に遭う予兆がある場合はすぐに相談
SNSやマッチングアプリなどを利用して男女の関係を持つことが多い、ナイトワークのお仕事をしている、彼氏がやたらと動画や写真を撮りたがるなど、何かしらの予兆があると思います。
そういった予兆を感じたら、まずは撮影されないよう相手に意思表示をしたり、盗撮等されないように身の回りを確認するなど対策できることはあります。まずはそういったできることからすぐに行動に移すことで被害に遭う確率を下げることは可能です。
リベンジポルノの被害の対策・対処法 | 気付き次第すぐに弁護士や警察に相談
それでは、どのようにして防げば良いのでしょうか?
まずは、弁護士や警察に相談しましょう。
特にITに強い弁護士であれば、投稿された映像の削除要請やアップロードした人物が誰なのか特定する術もあります。
そういったSNS・ネットトラブルに強い、無料相談を受け付けている弁護士にまずは相談するのがおすすめです。
また、忙しい日常生活のなか、自分の動画や画像がアップロードされていないかを常に監視する訳にもいきません。
そういった場合は、自分の映像がアップロードされていないか巡回し監視するAIサービス「HIMEPA」を利用するのも一つの手です。
自動で巡回してくれるため、一刻も早い対応をしたい方におすすめです。


リベンジポルノ画像を削除するにはAIサービス、相手に損害賠償を請求するには弁護士に相談するのがおすすめです。自分の被害状況をなるべく詳しく説明できるよより良いでしょう。
リベンジポルノの予防法と原因

実はリベンジポルノという言葉が社会に知られるようになったのは2010年以降です。特に、2014年には流行語大賞として「リベンジポルノ」がノミネートされ、リベンジポルノを抑制する目的でリベンジポルノ防止法が制定されました。
リベンジポルノの原因と予防法を解説します。
リベンジポルノが拡大した大きな原因と予防法
①スマートフォンの普及-盗撮を予防する
リベンジポルノ被害が拡大した背景としてスマートフォンの普及が大きな要因であると言えます。
片手で簡単に撮影ができ、映像の画質も以前と比べ物にならない程向上しています。
また、今まではカメラと携帯電話は別物でした。それがスマートフォンになったことで、カメラも携帯電話もインターネットもと、全て一つで完結できるため、手に持っているのが普通だという認識を持っています。
さらに、幅広い年齢層にスマートフォンが使用されるようになったことで社会全体が自分の好きな画像や映像の拡散に肯定的になり、「皆がやっている」という安心感から被害が生まれやすくなったと考えられます。
それに加え、恋愛関係である相手との性的な画像や映像でのやり取りはコミュニケーションや愛情表現として捉えている人も少なくありません。
皆さんの中にも、今に限らず交際相手に自分の性的な画像を送ったことがある人もいるのではないでしょうか?
このように、自らそのような画像や映像を送信するハードルが低くなっていることも、元交際相手からのリベンジポルノ被害が起き続ける要因であると言えます。
相手から「動画や画像を撮っていい?」と聞かれた時は毅然とした態度で断るのが一つの予防法です。
②配信サイトやSNSなどの普及-自分の性的動画を投稿しない
Twitter、Instagram、掲示板サイトなど、気軽に映像をシェアできる時代になりました。
そういったプラットホームの浸透により短期間で画像や映像が公開できる社会になり、若者を中心に友人との写真や自分が写った画像や映像を共有することに次第に抵抗がなくなりました。
その拡散力は非常に強く、瞬く間に何万人、何十万人という人が閲覧できる状況です。
そのような状況から、映像を所持している人間は相手の弱みを握っていて、今すぐにでも拡散できるのだと悪い自信を持たせてしまいます。
自分の性的動画・画像を載せないことで、悪意ある人間に拡散されることを防ぐことができます。
③アダルトサイトへの規制が弱い-AIサービスで対処
アダルトサイトは、世界中のWebサイトの中でも、トップクラスの閲覧者数を誇るコンテンツです。
そういった背景から、海外にサーバーを置いているとされるアダルトサイトも山のようにあります。
匿名で誰もが動画をアップロードできるアダルトサイトも多く、そして海外サーバーのサイトであるということを盾に、何をしても匿名だから大丈夫だと思い込み気軽にアップロードする者も増えております。
そのような背景から海外サイトが犯罪の温床になっているのも理由の一つとして挙げられます。しかし、海外にサーバーを置いているからといって捕まる事例は多いですし、逮捕の場合は実名が公表される可能性もあります。
相手が動画を撮影したい素振りを見せた時は「アップロードすると今は必ず逮捕されるらしいからやめてね」と伝えるのも予防法の一つです。
もし投稿されてしまった場合、膨大な海外サイトの中から自分の画像や動画を探すのは非常に難しく、「HIMEPA」等のAIの画像検知サービスを利用するのも一つの方法でしょう。

まとめ
いつ自分が被害に遭うかはわかりませんし、突然被害者になることもあるかもしれません。
「まずは対策、予防、そして何かあったら弁護士や警察に相談」
この行動を心がけることが鉄則です。
「知らない間に自分もリベンジポルノ被害に遭っているかも..」と心配になった方もいらるかもしれません。
現在リベンジポルノ被害を確認する方法として、AIを使ったサービス「HIMEPA」があります。
こちらは有害なサイトやSNSに動画が出回っていないかを探してくれます。
リベンジポルノ被害に遭っているかもしれないと心配になった方や、一度確認しておきたいと考えている方は、保険としてこのようなサービスを使ってみるのも良いでしょう。
画像や動画の削除要請を考えている方はITに強い弁護士事務所に相談しましょう。
また、トラスト弁護士法人はSNS上のデジタル犯罪やトラブルに強く、数多くの性被害にかかわる案件を解決してきました。
また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。性被害に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
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