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性被害はどこに相談すればいい?窓口で必要な情報と対処法を紹介【一覧】

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性被害に遭ったとき、どこに相談すればいいのでしょうか。性被害は、男女や年齢を問わず、さまざまな形で起こり得ます。
しかし、多くの被害者は、恐怖や恥ずかしさ、罪悪感などから、誰にも話せずに苦しんでいます。また、相談したとしても、社会の無理解や偏見にぶつかることもあります。

性被害は、心身に深刻な影響を及ぼすだけでなく、人権侵害でもあります。被害者は一人で悩まず、専門的な支援を受ける権利があります。この記事では、性被害の相談事例や相談先、相談する際に必要な情報や対処法などを紹介します。

こんな時は性被害かも | よくある相談事例について

性被害の相談事例

性被害とは、自分の意思や同意に反して、他人から性的な行為や言動を強要されたり、不快な思いをさせられたりすることです。性被害はさまざまな形で起こり得ますが、以下に代表的な事例を挙げます。

・痴漢や盗撮などの公共の場での被害
・パートナーや知人からの暴力や強姦などの身近な人からの被害
・職場や学校でのセクハラやパワハラなどの権力関係による被害
・SNSやメールでの画像や動画の送信や要求などのデジタル性暴力
・性器や体の一部を挿入されたり、挿入させられたりする被害

これらの事例は一例であり、他にも性被害は存在します。自分が性被害に遭ったと感じたら、それは間違いではありません。自分の感情や感覚を大切にしましょう。

性被害か分からなかったら?

性被害に遭ったとき、自分が悪いと思ったり、相手が好きだったり、親しい関係だったりすると、自分が本当に被害者だと認められなかったりすることがあります。また、社会的な偏見や常識に縛られて、自分の体験が性被害だと認識できなかったりすることもあります。

しかし、重要なのは自分がどう感じたかです。嫌だったこと、怖かったこと、辛かったことは無視しないでください。自分の気持ちを素直に受け止めることが、回復への第一歩です。

もし自分が性被害に遭っているかどうか分からない場合は、専門家や信頼できる人に相談してみましょう。客観的な意見や助言を聞くことで、自分の状況を整理することができます。

性被害はどこに相談すればいい?相談先はこちら

性被害に遭ったとき、相談することはとても大切です。相談することで、自分の気持ちを整理したり、専門的な支援や情報を得たり、解決のための手続きや権利を知ることができます。また、相談することで、自分の体験を誰かに認めてもらうことができ、回復に向けて前進する力になることもあります。

性被害に関する相談窓口は、全国各地にあります。以下に代表的な相談先を紹介します。

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターは、内閣府が主導し、全国各地に設置されている相談窓口です。産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関と連携しています。全国共通の電話番号(#8891)から最寄りのセンターにつながります。通話料は無料です。

セイシル

セイシルは、厚生労働省が運営する性と健康に関する情報提供サイトです。避妊・妊娠や性感染症などの相談だけでなく、性暴力・性被害やデートDVなどの相談も受け付けています。相談窓口一覧から、自分に合った相談先を探すことができます。

警察

警察は、性犯罪・性暴力被害者のための専門窓口を設置しています。警察では、被害届や告訴などの手続きだけでなく、医療機関や支援団体への紹介や保護なども行っています。各都道府県警察の性犯罪被害相談電話につながる全国共通番号(#8103)から連絡することができます。
これら以外にも、市区町村や学校、職場などによっては、性被害に関する相談窓口が設置されている場合があります。自分の身近なところに相談できる窓口がないか探してみましょう。

女性の人権ホットライン

女性の人権ホットラインとは、法務省が運営する相談窓口で、女性をめぐる様々な人権問題についての相談を受け付けています。例えば、配偶者やパートナーからの暴力、職場でのセクシュアル・ハラスメント、ストーカー行為などです。相談は無料で、秘密は厳守されます。

女性の人権ホットラインには、全国共通の電話番号(0570-070-810)から最寄りの法務局・地方法務局につながります

犯罪被害者ホットライン

警察が運営する相談窓口で、犯罪被害に遭った方やその家族・友人などに対して、心理的な支援や情報提供を行っています。性犯罪にあった後のこころの悩みも、このホットラインに相談できます。全国共通の電話番号(0570-0-11010)から最寄りの警察署や警察本部につながります。受付時間は、24時間365日です。相談員は、犯罪被害者支援の専門家や経験豊富な警察官です。

性被害を相談する際に窓口で必要な情報

性被害に関する相談をするときは、以下のような情報を準備しておくとスムーズに相談できます。

・自分の名前や年齢、性別、住所などの基本情報
・被害の内容や状況、日時や場所、加害者の特徴などの詳細
・被害に遭った後に受けた医療やカウンセリングなどの支援
・被害届や告訴などの法的手続きの有無や経過
・相談したいことや求める支援の内容

これらの情報は、自分が覚えている範囲で構いません。また、相談することで思い出したり気づいたりすることもあります。相談員は、あなたの話を丁寧に聞き、必要な情報を確認してくれます。

性被害に遭った際の対処法

性被害に遭った際は下記のような対処法があります。

・まずは安全な場所に逃げるか、助けを求めることが大切です。近くに人がいれば声をかけたり、警察や救急車に電話したりしましょう。

・性器や体の一部が触れられたり傷つけられたりした場合は、医療機関で検査や治療を受けることが必要です。性感染症や妊娠の予防も早めに行うことが重要です。

・被害の証拠を残すことも大切です。被害直後は、洗わないでそのままの服装で医療機関や警察に行きましょう。また、加害者から送られたメールや画像なども保存しておきましょう。

・性被害は心に深い傷を残すことがあります。自分の気持ちを抑え込んだりせず、信頼できる人に話したり、専門家に相談したりすることが大事です。

性被害は加害者の責任です。自分が悪いと思ったり、恥ずかしがったりしないでください。あなたは一人ではありません。必要な支援や情報を得るために、勇気を出して相談してみましょう。

性被害を弁護士に相談するメリット

性被害を弁護士に相談するのは下記のメリットがあります。

・弁護士は、法律の専門家です。性犯罪の刑事手続きや民事訴訟の流れ、慰謝料の算定方法など、法的な知識や経験を持っています。弁護士に相談すれば、自分の権利や選択肢を正しく理解できます。

・弁護士は、被害者の代理人として活動できます。加害者やその代理人との交渉や示談、裁判所や検察庁への申し立てなど、被害者にとって負担の大きい作業を代行してくれます。弁護士に依頼すれば、被害者は精神的な負担を軽減できます。

  • ・弁護士は、被害者の立場に立って支援します。性犯罪は、被害者の心に深い傷を残すことがあります。弁護士は、被害者の気持ちを尊重し、秘密厳守のもとで親身に相談に乗ってくれます。弁護士は、被害者の回復や再生を目指してサポートします。

トラスト弁護士法人は性被害にまつわるトラブル強く、数多くの案件を解決してきました。また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。性被害に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。

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まとめ

性被害に遭ったとき、相談することはとても大切です。相談することで、自分の気持ちを整理したり、専門的な支援や情報を得たり、解決のための手続きや権利を知ることができます。また、相談することで、自分の体験を誰かに認めてもらうことができ、回復に向けて前進する力になることもあるでしょう。

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変化の早いWeb×法律業界で、下積みライターから現在編集部長へ。実績豊富な弁護士・Webに強いAIエンジニアと共にデジタル犯罪の撲滅を目指す。誹謗中傷・風評被害・リベンジポルノを中心に、虐待や性被害・法律の疑問といった情報をお届け。

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