セクストーションという言葉を御存知ですか?近年SNSやマッチングアプリでの被害が増え、社会問題になってきています。
この記事ではセクストーション被害や恐喝への対策、もし無視したらどうなるのか紹介します。悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
セクストーションとは?
セクストーションとは?
セクストーションとは、”Sex”(性)と”Extortion”(脅迫)を合わせた言葉で、性的な要素を利用して相手を脅迫する行為を指します。最近では、SNSなどを通じて知り合った相手から、出会い系アプリなどを装った不正アプリのインストールを勧められるという手法が用いられています。その不正アプリには、相手の情報を盗み取る機能が搭載されており、被害者はその情報を元に金銭を要求されることがあります。このような事案が発生しているため、注意が必要です。
セクストーションの一般的な手口と実際の事例
一般的なセクストーションの手口には、自分が性的な画像を送信すると相手から動画が送られてくるというものがあります。しかし、再生途中で途切れたり、画像がぼやけて見えたりすることがあります。相手は、アプリを使えばきれいに見えると勧めたり、特定のURLにアクセスするように誘導することがあります。しかし、そのアプリやURLにはウイルスが仕込まれており、接続すると電話帳のデータが抜き取られることがあります。
その後、被害者は、家族や友人に自分の画像がばらまかれると脅され、金銭を要求されることがあります。このような手口が使用されることがあるため、注意が必要です。
実際にこのような事例があります。
この動画はアベマプライムの番組内で放送されたものです。性的な写真や動画をネット上で公開すると脅して金銭や性行為を要求する犯罪について紹介しています。
動画では、男性が自分の被害体験を涙ながらに語ります。彼は、知人から裸の写真を送らされた後、脅迫メールを受け取りました。彼は、警察に相談できなかったことや自分の心情を話し、他の被害者にも勇気を持って訴えるように呼びかけています。

被害に遭った際は、勇気を持って行動することが必要です。悪いのは被害者ではなく、加害者です。実際によくある被害事例を紹介します。
セクストーションのよくある被害事例
セクストーションスパムメール
「セクストーションスパムメール」とは、性的な弱みを握っていると脅迫して金銭を要求する迷惑メールのことです12。ポルノ詐欺や脅迫詐欺などと呼ばれることもあります。具体的には、不自然な日本語が使われていることがありましたが、最近では、日本語が自然なメールも多く、金銭として仮想通貨を要求することも増えてきました。
アダルトサイト閲覧中に偽の警告を表示
セクストーション被害の一つに「アダルトサイト閲覧中のあなたを撮影した」と偽の警告を表示する手口があります。この手口では、「警告に従わなければ、個人情報やプライベートな映像を公開すると脅迫する」という迷惑メールが送られてきます。
SNS上でのオンライン美人局
SNSでの美人局とは、SNSを利用して、男性を騙し、金銭を巻き上げる行為を指します。出会い系サイトや掲示板などを利用した手口が一般的ですが、最近ではSNSを利用したケースも増加しています。
インスタやツイッターが一般的で多数の被害が報告されています。
SNS上でやり取りした人に卑猥な画像を送り脅迫される
近年この形式のセクストーション被害が増えています。SNSで仲良くなるうちに、相手から性的な写真を送り合うことを提案されそこで送ってしまったことをネタに脅迫される被害です。
2022年以降この被害の相談が全国的に増えています。
男子学生が被害にあうケースでは「やりとりをしている相手を女性だと思っていたら、あとから相手が男性だとわかって、画像や個人情報を質に脅されている」というパターンが非常に多いです。
被害に遭っている人の悩みとしては「相手は海外の人だから、警察に相談しても何もできない…」と、警察への被害を届け出ることをあきらめてしまう方も多いようです。
日本では高齢の親世代が狙われてるオレオレ詐欺などの特殊詐欺は被害の未然予防・啓発などが進んでいますが、セクストーションは予防・啓発がまだ進んでいません。若年層がターゲットにされ、Paypay等で気軽に現金がやりとりできる現代社会では被害の拡大が懸念されています。

近年あらたなセクストーションの被害に遭う人が増えていますが、警察で相談に乗ってもらえない場合も含めた被害対策はどのようなものがあるのか紹介します。
セクストーションの被害対策

セクストーション被害で恐喝されて無視したらどうなる?
もしもセクストーションの被害にあってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
解決方法としては、無視し続けることがあげられます。
基本的に相手はお金を奪えると思ったターゲットに執着します。無視をし続けて自分からはお金を引き出せない、時間をかけても無駄な存在だと思わせるのが第一です。
無視する際はブロックして無視し、アカウントを消せるようなら消すようにしましょう。
周りの知人にバラすと恐喝されたら?
もしもセクストーションに引っかかってしまい、自分のスマートフォンの電話帳やSNSのフォロワーが相手に知られた場合、恐喝相手から「〇〇(自分の名前)の知人に連絡するぞ」と恐喝される場合があります。この際、相手は「あなたの知人(自分)の卑猥な画像を持っている」といった内容で、実際に知人に自分の画像を送ってくるかもしれません。
「そうなったら困る、怖い」と感じこのような恐喝に応じ金銭を渡してしまった場合、相手は更なる金銭を要求する可能性があります。
追加被害を避けるためにも、知人たちに対して「スマートフォンがウイルスに感染して、連絡先が知られてしまった」ことを伝え、「非通知の電話やSMSが届いても無視するようにお願いする」ことが必要です。
また、自分自身の写真がバラまかれる可能性もあるため、知人たちに「スマートフォンが乗っ取られて、自分の顔画像を使った裸の合成写真が送られてくるかもしれない。その場合は無視して欲しい」と伝えることも重要です。
最近の合成技術は非常に高度であるため、自分の恥ずかしい写真が合成写真であることを伝えましょう。写真・被害が拡散されることを避けるためにも、知人に説明することが大切です。

知人に対し誠実に説明することが必要です。もしも自分の画像が拡散される被害に遭ってしまったらどうすればよいのでしょうか?
ネット自分の画像が公開される性被害に遭ってしまったら…
2023年現在、インターネットやSNS上には様々なサイトがあります。そこに自分の画像や動画がアップロードされたら非常に恐ろしいと感じる人も多いでしょう。
もしそうなった際は、自分の動画の検索・削除を行うことが必要です。
実際に相手に削除を直接お願いできれば良いですが、実際難しいといえるでしょう。
相手が画像の削除に応じてくれたとしても、自分の知らない所で、すでにインターネット・SNSで拡散されてしまっているかもしれません。
SNS・ネット上に拡散された情報は簡単に回収することはできません。そのようなときはAIの画像削除サービス「HIMEPA」がおすすめです。
「HIMEPA」で自分の顔を登録することで、インターネット・SNS上にある自分の画像をAIが検知し削除まで行ってくれます。
画像の削除で悩んでいるかたは一度ぜひご利用を検討してみてください。
また、実際に動画を削除したり開示請求等を行う場合は弁護士に依頼したほうがスピーディーでより安心できます。トラスト弁護士法人はSNS上のデジタル犯罪やトラブルに強く、数多くの性被害にかかわる案件を解決しています。また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。
未成年の方でも一度問い合わせをしてみることで、今後のトラブル対応について力になれる部分があるかもしれません。
セクストーション・性被害に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
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警察や弁護士に相談

もしも恐喝、脅迫されている場合は警察や弁護士に相談するのも一つの方法です。
警察に相談する場合は、「無視し続けてください」と言われる場合があるため、いま被害にあっていて迅速に解決したい場合は弁護士への相談も必要です。
民事上の請求については、性被害に関する案件の経験のある弁護士に頼ることが望ましいです。弁護士に相談することで、恐喝への対応やネット上の動画などのアドバイスやサポートを受けることができます。
トラスト弁護士法人はSNS上のデジタル犯罪やトラブルに強く、数多くの性被害の案件を取り扱っています。
また初回の無料相談も行っており、24時間体制でお問い合わせを受け付けているため、スピーディーに問題を解決できるでしょう。セクストーションにまつわる脅迫に悩んでいる方はぜひ、トラスト弁護士法人にお問い合わせしてみてください。
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